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八王子市 C様邸
施主様とは、奥様の御実家の庭づくりに携わってからのお付き合いになります。長年にわたり、庭の維持管理させていただく中で、施主様ご夫妻とも庭づくりの楽しさを共感することで実現できた唯一無二の庭となりました。10年ほど前に施工したテラス(円形部分)で使用した耐火れんがや枕木は、再利用された材料を使用し、庭になじむよう設計されました。昨年完成したパーゴラはクリの風倒木を柱に据え、割竹を屋根の骨格に使用しています。当初は和紙に柿渋を施した屋根を想定しておりましたが、試行錯誤の末、テント素材を利用して夏の暑い日差しや雨を避けるくつろぎの空間となりました。側面には屋根まで上がっていける階段とベンチを設え、眺望の良い立地条件を最大限に活用しています。今回新設したのはヒノキ材を使用したウッドデッキとケヤキ材を使用した濡れ縁です。特徴は『離れデッキ』で、ウッドデッキが濡れ縁の先に作られた所です。個々の構造物もさることながら、全体の構成として、家と庭が繋がる様に作られております。